デイサービスセンター、居宅介護支援センター、在宅介護支援センターを併設する既存の特別養護老人ホームにおける、ユニットケア型20名の増床計画です。

1フロアに10人、1ユニットを配した2層構成として計画しており、各階の南側には共同生活スペースとしてのデイルームを配しています。

居室の扉、壁紙、カーテンについては、デザイン上の配慮をしつつ室毎に色柄を変えることで、それぞれの居室に多様性を持たせました。

また、居室の外部建具をはき出し窓とすることで、充分な採光を確保すると共に、居室から直接1階テラスや2階バルコニーへ散歩に出かけられる計画としています。
デイルームは、南側に対して大きく開口を設けることで明るく開放的な空間づくりを目指しました。桜の名所として知られる高崎観音山を望みつつ新緑や紅葉など四季の風光を楽しむことができる空間となっています。