駅至近の高い容積率が与えられた市街地において、いかに快適な居住環境を創出するかがテーマの計画で、南及び東西に向いた3棟構成の住棟を敷地境界からの離隔を十分に確保しながらコの字型に配置し、どの住戸においても日照・採光・通風を享受できるようにしています。

また、共用空間についても、エントランスに隣接したロビーには落ち着いた雰囲気のライブラリーを設け、エントランスに至るアプローチを街のポケットパークのような設(しつら)えとしたり、 住棟に囲まれた中庭には太陽光追尾装置で光を落とすなど、周囲の喧騒を忘れさせる安らぎを与える空間を実現しています。