半世紀以上にわたり地域の精神科医療を担ってきた病院の建替えに伴い、近隣へ分散していた社会復帰施設の機能も集約した、地方にも展開する法人全体の中核となるプロジェクトです。

2期・3棟に渡る工事の第1期となる今回工事は、法人本部、社会復帰支援施設、就労支援施設が入る複合ビル「付属棟」の計画です。計画地は京王線つつじヶ丘駅から徒歩3分という好立地で、周辺は武蔵野の緑が残る住宅地になります。付属棟は、この後着手する病院棟と共に敷地の奥へと伸びる建物の顔となり、駅から向かって来る人を優しく誘導する円形の壁面が特徴です。

1階の精神障害者の就労の場でもあるカフェは、前面道路である品川みちや病院棟側に向かって開き、誰でも気軽に立ち寄れる空間としました。2,3階には社会復帰施設などが配置され、外壁に沿ってカーブした階段を利用者やスタッフが上り下りし、その姿を外からもうかがうことができます。1年後に完成する病院と地域をつなぐ架け橋のような建物を目指しました。