「利用者や地域の未来を思い描ける設計者」を目指して取り組んでいきたいです。

高瀬 敦

2018年4月入社

入社のきっかけを教えてください

小さい頃から建築に興味がありましたが、大学で医療福祉施設の建築の研究を通して、この分野に強く惹かれるようになりました。人の命や生活を支える建築に携われること、また地域やまちづくりにも大きく関わる建物であることに魅力を感じ、「医療福祉建築の設計がしたい」という思いが明確になりました。就職活動では、その専門性をしっかりと追求できる環境を重視し、医療福祉の設計実績が豊富な共同建築設計事務所に出会い、入社したいと思いました。

入社当初はどんな仕事をしていましたか

先輩が担当しているプロジェクトにサブとして関わり、基本設計や実施設計の図面作成、模型・パース作成、打ち合わせ資料の準備などを担当していました。実際のプロジェクトを通して、建物の竣工に至るまで、法規や動線、設備、構造といった多角的な視点が必要な仕事だと学びました。初めは戸惑うことも多かったですが、上司や先輩に助けられながら少しずつ業務の全体像を理解し、自分の視野も広がっていきました。

今はどのようなプロジェクトに携わっていますか

現在は、地域の中核を担う病院の増築工事における常駐監理を担当しています。現場に常駐しながら、設計図通りに施工が行われているかの確認や、現場からの質疑対応、施工者との協議などを行っています。また、実施設計図を元に現地で必要となる調整、内外装の仕上検討なども行っています。設計図だけでは判断が難しい場面も多く、設計の意図を正しく伝えることや、現場で生じた課題を柔軟に解決することが求められます。設計段階では見えなかった部分を知る貴重な経験であり、設計者としての引き出しを増やしている実感があります。

これからの目標を教えてください

今後は、より設計の初期段階からプロジェクトに関わり、医療や福祉の空間づくりをリードできるような存在になりたいと考えています。そのためにも、今の常駐監理の経験を通じて、施工の知識や現場での対応力をしっかりと身につけていきたいです。単に「図面を描く人」ではなく、「利用者や地域の未来を思い描ける設計者」を目指して、一つひとつの業務に丁寧に取り組んでいきたいと思っています。