岐阜県中濃地域の中核的病院の院内保育園と研修医のための住宅である。 保育園は南側の道路から北側に向かって動から静の段階的レイアウトをとっている。吹き抜けのあるプレイルーム、 階段下の読み聞かせコーナー、畳コーナー、外部デッキなど子供の生活の場面に応じた多様な空間を盛り込んだ。 狭隘な敷地のため日照が懸念されたが、南北に長い敷地に助けられ、心地よい光を取り込むことができている。
3、4階の研修医住宅は開口部を大きくとり開放性を持たせている。ワンルームであってもキッチンを隠すことができる設えとすることで、 生活の場面の切り替えが可能なよう配慮している。