土地の有効利用を図るため、一敷地内に病院・健康管理センター・老人保健施設・看護学校・宿舎等を合築した地域中核的総合病院。 施設相互の有機的な連携を実現する配置計画と利用者及び従業者に対し適切な環境を提供している。病棟では、個室的多床室を採用。

病室における患者のプライバシーの配慮と居住性の向上

通常ベッドは相互に平行配置される場合がほとんどであるが、扇形の配置として、相互干渉がさほど問題にならない足元間で近く、 床頭廻りでは遠くすることができている。また患者の領域をベッド・床頭台・窓・ロッカーにより構成し、個別的な領域をより明確にしている。 この配置は看護観察上も有利で、個別領域の存在と看護観察上の容易さが矛盾しない。

Award

  • 第21回 石川県建築賞・入選(2000)/石川県建築士会

受賞歴→

掲載誌

  • 会誌 『病院建築』 No.128(2000.7)