地域の医療を支えてきた京都南病院のこれからについて、新病院竣工の10年ほど前から計画に携わっています。
平成20年に、旧看護師寮及び元ガソリンスタンドの跡地を新病院敷地とすることが決定され、規模は約100床とし、救急を主体とした急性期医療を担い、本院と連携しながら運営する基本コンセプトが確立されました。新病院は本院から約300m離れた京都市下京区の西大路通りに面しています。
新病院の医療体制は一般外来を持たず急性期医療に特化しています。一般外来や亜急性期の医療を担う本院と連携することで、より効果的な医療提供を行います。
- 1階は救急部に隣接して画像診断及びICUを配置し、救急-画像診断-検査-手術-ICUの密接な連携を可能としました。
- 病棟の中央にあるスタッフステーションの他、廊下エンドにスタッフコーナーを設け、サテライト型看護が可能です。また、個室的4床室を持つクラスター型病棟は、患者さんのプライバシーに配慮しつつ、スタッフとのアイコンタクトが取りやすく入院患者さんの安心感も広げます。
新病院は、平成23年4月にオープンしましたが、引き続き新病院との連携に向けて、本院の再整備計画を進めています。