配置計画

東西の敷地の高低差を利用して外来動線とサービス動線の分離を図るとともに、地階も土中にあることを感じさせない環境とすることができた。

近隣への配慮

住宅地に立地する点に配慮し、外来棟を分棟化するとともに高層部の外壁を軽快かつ細やかな要素で分節化することにより、圧迫感を和らげる構成とした。

外来の分棟化

病棟本体と切り離す形で分棟化し、小規模なブロックが集積する構成とした。分かりやすさと家庭的なスケールで落ち着いた空間を作り出している。中間部に設けた中庭(パティオ)は、患者に憩いの場を与えるとともに、ホスピタルコンサート等イベントの場としても活用されている。

三角形病棟

看護拠点の分散化という命題に応える三角形平面が特徴。多室床の個別性を大切にするとともに、分散便所の採用等、療養環境の向上に配慮した。

Award

  • 医療福祉建築賞1996/日本医療福祉建築協会

受賞歴→

掲載誌

  • 会誌 『病院建築』 No.112(1996.7)
  • 会誌 『全国自治体病院協議会誌』(1996.3)