児童発達支援センターの建替工事です。既設施設を使いながらの工事とする方針とし、運営に影響のない空地の1階に指導室4室を配し3階建ての計画としました。
各指導室はトイレが直接利用できるようにしています。指導室は多目的室1を介して直接つながっています。コンパクトな平面なので中央階段を介して2階及び3階放課後等デイ、屋上プールと連絡しています。
2階に多目的室2と厨房、事務室があり多目的室2と厨房は窓によるオープンキッチンとしています。多目的室1は主遊戯室、多目的室2は食事スペース、演芸室、入卒園式場、遊戯室として使い分け、食事スペースの指導室との分離、配膳作業の軽減、キッチンの見える化により子供の情緒の安定に帰する計画としています。
類似施設はほとんどが平屋建てですが、元気な子供たちは階段を意に介することはなく、重層化により適度な刺激を与えられて縦動線を楽しんでいるようです。周辺に建物がないので2階多目的室2からはカラフルな列車や遠景を見渡せる素晴らしい眺望を楽しめるようになっています。