当施設の主な機能として地域保健推進の拠点であり、地域住民の健康に関する各種関連サ-ビスに寄与することを主目的としている。これら機能を充分に果たすため、合理的かつ効率的な機能を確保し、公共施設として明るく親しみやすく利用しやすい施設へと、次の基本テ-マを基に建築計画を目指した。

  1. 施設利用者と職員にとって利用しやすい施設
    • 運営事業システムと施設機能との適合性
  2. ロングライフ化及びLCC(ライフサイクルコスト)の縮減化
    • 構造体の長寿命化及び維持管理の容易な設備システムの採用
  3. 環境に配慮した施設
    1. 周辺環境への配慮
      • 中低層住宅が混在する敷地条件からの傾斜屋根採用による箱型単調さを払拭した外観デザイン及び積極的な緑化計画
    2. 運用段階の省エネルギ-の採用
      • 日射、通風考慮した窓配置及び空調負荷の抑制
    3. 自然エネルギ-の利用
      • 吹抜上部設置の天窓からの自然採光及び温度差換気による自然通風確保
      • 傾斜屋根面に設置の太陽空気集熱パネル:
        パッシブソーラーシステムによる冬季暖房機能の補完、夏季冷房機能の補完(ナイトパ-ジ機能)
    4. エコマテリアルの採用
      • 低環境負荷材料の選択