私たちが設計を担当した愛知厚生連海南病院の泌尿器科ドクターが開業され、病院から数キロの地に診療所を建設することになった。  限られた建設費の中でも、「より地域に開放された明るい空間づくりを」が、本計画のテーマとして設定された。待合室は外部に向かって大きな開口部をもち、二層吹抜のボリュームがその奥の廊下へと一体的につながる。 廊下の上部にハイサイドライトを設け、建物の内部まで光が差し込むのびやかな空間構成がポイントである。