“くまもとアートポリス”初の病院建築プロジェクト

熊本県熊本市にある大腸肛門疾患専門病院の移転新築計画です。県が主催する”くまもとアートポリス事業”にクライアントが賛同され、県主催でプロポーザルコンペが開催されました。

本事業の理念である「自然に開き人と和す」というテーマを受け、自然を受け入れ、人との交流を促す地域に開かれた公共性の高い”ひろば”のような病院づくりを目指しました。建物の各階各所に緑豊かなガーデンや外部に面したラウンジ、談話コーナーといった多様な居場所があり、利用者それぞれが居場所を選択することができます。

4床室は各ベッドが固有の窓を有する個室的4床室としており、全ての患者が外部環境との距離感を自らコントロールできます。快適面だけではなく、病棟にサブステーションを設けることによる看護動線の短縮化、診療階における動線の単純化等の医療施設としての効率面にも配慮しています。

災害時にも地域の拠所となり得るよう、九州内かつ医療施設としては初の採用となる鉄製の球面すべり支承を使用した免震構造とし、設備面においては非常用発電機を搭載することで、災害時にも医療行為が継続可能な建物としています。

掲載誌

  • 会誌 『医療福祉建築』 No.198(2018.1)
  • 会誌 『作品選集2019』(2019.3)(受賞歴→
  • 雑誌 『新建築』(2017.12)
  • 雑誌 『日経アーキテクチュア』 2018年1月25日号(2018.1)

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