TOPICS
東京さつきホスピタル
─地域へつながる街並みづくり─

品川道路よりA棟とC棟がつながりゲートとなる

案内図

案内図

特定医療法人研精会は、1957年、東京都調布市に精神科病院である「山田病院」を開設して以来、現在では東京都稲城市や神奈川県箱根町などに病院を、都内各所に老人保健施設や有料老人ホーム等を運営し、施設や組織同士が連携しながら巾広く地域の医療・福祉に貢献している法人です。

「山田病院」は開設以来増築を繰り返してきましたが、建物の老朽化に伴い移転新築することとなり、今から5年程前に声をかけていただきました。1972年に国内で最初に設立された精神障がい者の地域生活支援センター、就労支援事業所(設立当初は授産施設)が1駅隣にあり、長く地域で生活する精神障がい者の働く場、拠りどころとなる場を提供していましたが、今回の病院建替えに伴い、病院建物と一体化し、一新されることとなりました。今回の建替えでは、機能を集約すると同時に、より地域に開き、誰でもが行き交う「街並み」をつくることが計画の主眼の1つとなりました。

しかし、全ての機能を入れられるだけの敷地を確保することは困難で、結果的に道路を挟んだ2ヶ所の土地に3つの建物で構成することとなりました。工事手順上、C棟を先行して建設、まずは地域生活支援センター「希望が丘」や就労支援事業の拠点「創造農園」、法人の本部などを整備し、続けてA棟(病院本体)、B棟(デイケア)を建設しました。そして、山田病院は新棟完成と同時に「東京さつきホスピタル」という名前に改称し新たなスタートを切りました。

ページ
1 2 3 4 5