成長する病院
1989年、現在の敷地に移転新築された。その後3回の増改築を経て現在の形に至っている。
- 移転新築時 約17,470㎡ 285床
- 1期増改築 約 2,670㎡ 305床 主要な用途;健診部門、病棟
- 2期増改築 約 1,630㎡ 305床 主要な用途;外来・救急・透析
- 3期増改築 約 7,690㎡ 305床 主要な用途;病棟、管理部、PET棟
三角形病棟及びその増築
当初、病棟において看護拠点の分散化を図るため三角形平面を採用し、この形態がこの病院のひとつの特徴をなすことになった。3期増改築では、看護単位の小規模化(50床→34床前後)、病室の療養環境向上を目指し、ふたつの病棟の中央部分に第3の病棟を接続して、1フロア3看護単位の病棟階に再編成した。
数次の増改築によって、床面積は50%強拡大するとともに、外来、健診、診療部等の充実が図られたが、当初想定されていた各部門の増築展開に適合させることが出来、増改築後も全体の部門構成を大きく変えることなく、機能の維持を実現することが出来た。
Award
- 第4回公共建築賞・優秀賞(1993)/公共建築協会
- 医療福祉建築賞1992【旧称:1992年(第2回)病院建築賞】/日本医療福祉建築協会
- 第11回石川県建築士事務所協会会長賞(1992)/石川県病院建築士事務所協会
- 第11回石川県建築賞・入賞(1991)/石川県建築士会
- 第21回中部建築賞・入賞(1989)/中部建築賞協議会
- 第23回SDA賞(1989)/日本サインデザイン協会
(受賞歴→)
掲載誌
- 雑誌 『近代建築』 Vol.65 No.11(2011.11)